TMC Plugins
Pro

TMCSpeedline

漫画の集中線(スピードライン)を生成

漫画の集中線と、一方向に流れる流線を作るプラグインです。線の一部を消せるほか、アニメのようにフレームと速度を調整できます。

エフェクトメニュー
Effect › TMC › TMC Speedline
処理
CPU(GPU がなくても動作)
色深度
8 · 16 · 32 bpc
マルチフレーム​レンダリング
対応
パラメーター数
82

主な機能

01

Radial · Directional

Mode の Radial は1点に集まる集中線、Directional は一方向に流れる流線です。Radial では Twist で線を螺旋状にひねることもできます。

02

Clear Zone

Region の Clear Zone の設定で中央を好きな大きさと形に空け、Region を Edge Bands にすると画面の端だけに線を入れます。

03

Animation FPS · Boil

Animation FPS、Boil Amount、Flicker で線を手描きのように震わせ、Loop Frames で継ぎ目のないループを作ります。

04

Effects(Halftone Fill、Ink Splatter など)

Effects の Halftone Fill、Chromatic Split、Soft Halo、Depth Layers、Ink Splatter を線の上に重ねます。

クイックスタート

初めて使うときは、この順番で進めてみてください。

  1. 新しい平面レイヤーか調整レイヤーに Effect › TMC › TMC Speedline を適用します。
  2. Mode で Radial(集中線)か Directional(流線)を選びます。Radial なら Center を人物の位置に置き、Directional なら Direction で線の流れる向きを決めます。
  3. Lines で線の量と太さを決めます。Radial は Line Count と Length、Directional は Spacing で量を決め、太さは Line Width で合わせます。
  4. Region の Clear Zone で主役の位置を空け、Animation で線の動く速度とフレームを合わせます。

パラメーターガイド

Effect Controls パネルと同じ順番です。After Effects を日本語で使っている場合、パラメーターは英語名の下に書かれた日本語名で表示されます。

Effect Controls · TMC Speedlineグループをクリックして展開
基本パラメーター6
Modeモード
RadialDirectional
Center中心
エフェクトの中心です。コンポジションパネルでドラッグして動かします。
Direction方向
Aspect縦横比
Twist旋回
Random Seedランダムシード
ランダムなパターンを変える値です。同じ値なら常に同じ結果になります。
Lines線10
Line Count線の本数
Spacing間隔
Directional モードでの、線と線の平均的な間隔です。
Density密度
線が画面を埋める密度です。線が入る位置ごとに実際に線が描かれる確率で、低いほどまばらになります。
Line Width線幅
Length長さ
Inner Radius内半径
Dashed破線
オンにすると、Directional モードで線を途切れさせて破線で描きます。
Dash Length破線の長さ
Dash Gap破線の間隔
Dash Length Jitter破線長の変位
Styleスタイル6
Taper Startテーパー開始
Taper Endテーパー終了
Taper Sharpnessテーパーの鋭さ
Edge Softnessエッジの柔らかさ
Roughnessラフネス
線の輪郭を手描きのようにでこぼこにする度合いです。
Roughness Scale粗さのスケール
Colorカラー8
Color Modeカラーモード
SolidTwo-Color RandomTwo-Color AlternateGradient (Per Line)Gradient (Along Line)
Color Aカラー A
Color Bカラー B
Use Preset Paletteプリセットパレット
用意された12種のパレットから1つ選んで、グラデーションに読み込みます。None では今のグラデーションをそのまま残します。
パレット12種
Gradient Editorグラデーション編集
カラー分岐点を追加・移動・削除してグラデーションを作るエディターです。
Selected Stop Color選択中の分岐点カラー
グラデーションエディターで選択したカラー分岐点の色を、ここで変更します。
Cycle Repetitionsサイクルの繰り返し
グラデーションを何回繰り返して塗るかを決めます。
Phaseフェーズ
繰り返すグラデーションをずらす角度です。360度で1周期分ずれます。
Jitter変位6
Position Jitter位置の変位
要素ごとに位置をランダムに揺らす量です。
Width Jitter幅の変位
要素ごとに太さをランダムに揺らす量です。
Length Jitter長さの変位
Inner Jitter内半径の変位
Opacity Jitter不透明度の変位
要素ごとに不透明度をランダムに揺らす量です。
Speed Jitter速度の変位
Animationアニメーション6
Animation FPSアニメーション FPS
線の形(Boil Amount)とちらつき(Flicker)が1秒に何回変わるかを決めます。低いほど作画のようなコマ打ちになり、0では変わりません。
Loop Framesループフレーム
パターンが何回変わったら最初に戻るかを決めます(Animation FPS でのフレーム数)。0では繰り返しません。
Boil Amount線のうねり量
作画のように、線が変わるたびに描き直されて揺らぐ度合いです。0%で線の形は固定されます。名前は作画用語の boil から来ています。
Flow Speed流れの速度
模様が線に沿って流れる速さです(px/秒)。Directional モードの破線と Roughness で荒れた輪郭が流れ、負の値では逆向きに流れます。
Snap Flow to Loop流れをループに同期
流れを Loop Frames の周期に合わせ、継ぎ目なくループさせます。
Flickerちらつき
明るさが不規則にちらつく度合いです。
Region範囲13
Clear Zone Positionクリアゾーンの位置
Clear Zone Sizeクリアゾーンのサイズ
線を描かずに空けておく領域の大きさです。位置は Clear Zone Position で決め、0では空けません。
Clear Zone Aspectクリアゾーンの縦横比
Clear Zone Rotationクリアゾーンの回転
Clear Zone Squarenessクリアゾーンの角張り
空ける領域を楕円に近づけるか、角丸の四角形に近づけるかを決めます。
Clear Zone Featherクリアゾーンのぼかし
Region範囲
集中線を画面全体に描くか(Full Frame)、端の帯の部分だけに描くか(Edge Bands)を選びます。
Full FrameEdge Bands
Top Edge上のエッジ
Bottom Edge下のエッジ
Left Edge左のエッジ
Right Edge右のエッジ
Band Width帯の幅
Band Feather帯のぼかし
Maskマスク6
Maskマスク
エフェクトがかかる領域を決めるマスクやレイヤーを選びます。
Invert Maskマスクを反転
マスクの内外を反転し、エフェクトがかかる領域を変えます。
Mask Amountマスクの量
Mask Featherマスクのぼかし
マスクの縁をやわらかくぼかす幅です。
Mask Expandマスクの拡張
Mask Falloffマスクのフォールオフ
Line WidthOpacityBoth
Effectsエフェクト14
Halftone Fillハーフトーンの塗り
Halftone Pitchハーフトーンのピッチ
Halftone Dot Sizeハーフトーンの点径
Halftone Angleハーフトーンの角度
Chromatic Split色分離
R・G・B チャンネルをずらし、印刷の版ズレのように見せます。
Split Angle分離の角度
Soft Haloソフトハロー
線の周りに淡くにじむ縁を加えて、やわらかく見せる強さです。
Halo Radiusハローの半径
Depth Layers奥行きのレイヤー
集中線を前後何層に分けるかを選びます。層ごとに大きさ・速度・不透明度・太さが変わり、奥行きが出ます。
123
Layer Parallaxレイヤーの視差
層ごとの大きさ・速度・不透明度・太さの差を決めます。高いほど奥行きが強くなります。
Ink Splatterインクの飛び散り
線の周りにインクが飛び散ったような点をまく量です。0ではまきません。
Splatter Size飛び散りのサイズ
Splatter Spread飛び散りの広がり
Splatter Elongation飛び散りの伸び
飛び散ったしずくが線の方向に長く伸びる度合いです。
Composite合成7
Composite合成
Over SourceLines Only
Blend Mode描画モード
エフェクトを元の映像と混ぜる合成方法です。
NormalDissolveDarkenMultiplyColor BurnLinear BurnDarker ColorLighten
Background背景
TransparentColor
Background Color背景色
Intensity強度
Opacity不透明度
Working Space作業スペース
合成するときの色の計算方法を選びます。Direct はピクセル値をそのまま計算し、Linear (sRGB) は sRGB の値をリニアに変換してから計算するので、Linear Dodge (Add) や Screen などの描画モードが光を重ねたように混ざります。
DirectLinear (sRGB)

実践のコツ

  • 線だけを使いたいときは、Composite を Lines Only にして、レイヤーの描画モードで下の映像と重ねます。エフェクト内の Blend Mode は Over Source のときだけ使われます。
  • レイヤーに描いておいたマスクを Mask グループで直接選び、線を通さない領域を作れます。
  • レイヤー空間に固定されているので、低解像度のプレビューでもパターンがぶれません。

こんな場面で使います

  • キャラクターが登場する瞬間や驚く瞬間の集中線
  • 走る動きの後ろに流れる流線
  • 漫画のコマのように歌詞を強調するシーン

一緒に使うと便利なプラグイン

技術ノート

  • CPU レンダリング専用です。SmartFX ベースで、8・16・32 bpc とマルチフレームレンダリングに対応しています。
  • 正確なボックスフィルターのカバレッジで計算するため、ごく細い線も低解像度で消えません。

Pro 専用のプラグインです

Pro $199 の買い切りで、25種すべてと今後追加されるプラグインまで手に入ります。