TMC Plugins
EssentialPro にも収録

TMCToolbox

作業に役立つツール67個をまとめた統合パネル

ツールパネル(Item)と Motion・Palette・Memo・Settings パネル、Ring (Pie Menu) で構成された After Effects 用のツールプラグインです。67種類のツールと専用パネルがプラグインファイル1つでインストールされ、モーショングラフィックスやアニメーション制作の効率と使いやすさを高めます。

Window メニュー
Window › TMC Toolbox
処理
CPU(GPU がなくても動作)

主な機能

01

4つのカテゴリーに分かれたツール67個

System & Project、Layer & Transform、Rigging & Setup、Motion & FX に分類されています。すべてを1つのパネルに表示することも、カテゴリー別のパネルに分けてドッキングすることもできます。

02

Ring (Pie Menu) とエフェクト検索

Space+Tab を押すと、よく使うツール8個がマウスの位置に円形に表示されます。リングが開いたまま文字を入力すると、インストール済みのエフェクトを名前で検索して適用できます。

03

MV制作に必要なツール

曲のビートに合わせてマーカーを打つ BPM Marker、テキストを文字ごとに分ける Text Decompose、コマ打ちのアニメのような動きを出す Frame Drop など、MVを作る中で必要になったツールが入っています。

04

ボタン配置のカスタマイズ

ボタンのサイズや間隔、列数を変えたり、使わないツールを非表示にしたり、ドラッグで並び順を変えたりできます。パネルの色は After Effects の明るいテーマ・暗いテーマに自動で合わせます。

05

Motion · Palette · Memo パネル

ベジェイージングのグラフエディター(Motion)、カラーパレットとグラデーションの管理(Palette)、歌詞やリファレンスを表示しておけるメモ帳(Memo、Pro 専用)が、それぞれ独立したパネルとして入っています。

06

CPU · GPU · メモリモニター

CPU・GPU・メモリの使用率とディスクキャッシュをパネルですぐに確認でき、クリックするとキャッシュを消去します。マルチフレームレンダリングのオン・オフやレンダラーの切り替えも、ボタンひとつでできます。

クイックスタート

初めて使うときは、この順番で進めてみてください。

  1. TMC Hub で TMC Toolbox をインストールし、After Effects を再起動します。
  2. Window メニューから TMC Toolbox パネルを開き、好きな場所にドッキングします。カテゴリー別の Item パネルを別々に開いて配置することもできます。
  3. レイヤーやキーフレームを選択してツールボタンをクリックします。ツール名はボタンにマウスを重ねると表示されます。
  4. Space+Tab を押すと、マウスの位置に Ring が開きます。エフェクトを探すときは、リングが開いた状態でそのまま名前を入力してください。
  5. Settings パネルでボタンのサイズ・間隔・列数を調整し、使わないツールを非表示にして自分好みのグリッドに整理します。
  6. イージングは Motion パネル、色は Palette パネル、歌詞やリファレンスは Memo パネル(Pro)を一緒にドッキングして使うと便利です。

Ring (Pie Menu)

Space+Tab を押すと、マウスカーソルの位置に円形のメニューが開きます。パネルまでマウスを動かさずによく使うツールをすぐに実行でき、エフェクトも名前で検索して適用できます。

  • Space+Tab を押すと、カーソルの位置にリングが開きます。Mac では2つのキーをどちらから押しても構いません。Windows では Tab を押したまま Space を押します。ショートカットは Settings で変更できます。
  • ボタンをクリックするか、キーを押したままカーソルをボタンの上に移動して離すと、すぐに実行されます。数字キーの 1〜8 でも選べます。
  • Anchor Point、Align Position、Paragraph Align は、ダイアログを開かずにリングの中で直接位置や揃え方を選べます。
  • 中央の虫めがねをクリックするか、リングが開いた状態で文字を入力するとエフェクト検索に切り替わります。インストールされているすべてのエフェクトから探して Enter ですぐに適用でき、最近使ったエフェクトが先に表示されます。韓国語・日本語での入力にも、英語名での検索にも対応しています。
  • 8個のボタンに入れるツール、リングのサイズ、背景のぼかしと暗さは Settings › Ring で設定します。
Anchor Point:リングの中で9方向から1つを選びます。
Anchor Point:リングの中で9方向から1つを選びます。
エフェクト検索:最近使ったエフェクトが先に表示されます。
エフェクト検索:最近使ったエフェクトが先に表示されます。

パネル構成

Item (All)

ツール67個をすべて1つのパネルに表示します。

Item × 4 (カテゴリー別)

System & Project、Layer & Transform、Rigging & Setup、Motion & FX をそれぞれ別のパネルとして表示します。よく使うカテゴリーだけを作業画面の近くに置いておけます。

Ring (Pie Menu)

ショートカットを押すとマウスの位置に開く円形のメニューです。パネルまでマウスを動かさずにツールを実行し、エフェクトを検索してすぐに適用できます。

  • Space+Tab(Settings で変更可能)
  • ツール8個の配置、エフェクト名で検索
  • リングのサイズと背景のぼかし・暗さを調整

Motion

ベジェイージングのグラフを直接操作して、選択したキーフレームに適用するグラフエディターです。

  • 5つのグラフモード
  • イージングプリセットの保存と適用

Palette

よく使うカラーパレットとグラデーションを保存しておき、すぐに適用できます。

  • パレット・グラデーションの保存
  • 画面から色を抽出

Memo 1 / 2 / 3Pro

歌詞や作業メモを書いておき、必要なときに取り出して使うメモパネルです。3つのパネルは内容を共有しているので、作業画面のあちこちに配置しておけます。

  • フォルダーとドキュメントで整理、フォント・色・サイズ・太さを指定
  • 書いた文章を複数のフォントでプレビューできる Font Preview
  • Notion のページや YouTube の再生リストなど、Webのリファレンスを表示
  • メモの書き出しと読み込み

Settings

ボタンのサイズ・間隔・色・言語などの全体設定、非表示にしたツールの復元と初期化、バージョン情報をまとめて管理します。

67個のツール

Toolbox の Item パネルに入っているツールです。カテゴリー別のパネルに分けて表示することもできます。

System & Project 17

Preferences & Info
Toolbox のボタンサイズ・間隔・色・言語を変えたり、非表示にしたツールを元に戻したり、バージョン情報を確認したりできます。
Multi-Frame Rendering On/Off
マルチフレームレンダリングをボタンひとつでオン・オフします。現在の状態はアイコンの色でわかります。
Renderer Switcher
コンポジションのレンダラーとGPU高速処理の方式をすぐに切り替えます。
Change Bit Depth
プロジェクトの色深度を8・16・32 bpc に変更します。
CPU Usage
CPU使用率をパネルでリアルタイムに確認できます。
GPU Usage
GPU使用率をパネルでリアルタイムに確認できます。
RAM Usage
メモリ使用率を表示し、クリックするとメモリキャッシュを消去します。
Disk Cache Purge
ディスクキャッシュの使用量を表示し、クリックするとディスクキャッシュを消去します。
Preview Screenshot
いま表示されているプレビュー画面を画像ファイルとして保存します。
Import Master NEW BETA
フォルダーを選ぶと、中のファイルをフォルダー構造のまま読み込みます。PSD・AIファイルは編集できるコンポジションとして、連番画像は好きなフレームレートで、まとめて読み込みます。
Folder Setting NEW
あらかじめ決めておいたフォルダー構造を、プロジェクトにすぐ作成します。Ctrl+クリックでフォルダー構造を編集できます。
Replace Layer NEW BETA
PSD・AIの元ファイルが修正されたら、修正版に差し替えます。同じ名前のレイヤーのソースだけを置き換え、ピン・エクスプレッション・キーフレーム・親子関係はそのまま残します。
Save
プロジェクトを保存します。
Save As
プロジェクトを別名で保存します。
Remove Unused Footage
プロジェクトで使っていないフッテージを整理します。
BPM Marker
曲のBPMに合わせて、拍ごとにマーカーを打ちます。ビートに合わせたカットやモーション作業の基準になります。
WorkLog
プロジェクトごとの作業時間を自動で記録し、確認できます。

Layer & Transform 20

Fit Solid Layer
コンポジションのサイズにぴったり合う平面レイヤーを作成します。
Flip Horizontal
選択したレイヤーを左右に反転します。
Flip Vertical
選択したレイヤーを上下に反転します。
Layer Shifter
選択したレイヤーを、互いの間隔を保ったまま現在の時間インジケーターの位置に移動します。
Step Shifter
選択したレイヤーを階段状に少しずつずらして配置します。
Shuffle Shifter
選択したレイヤーをランダムな間隔でシャッフルして配置します。
Target Layer
1つのレイヤーを基準に、移動、親子付け、トラックマットを一度に設定します。
Time Reverse
選択したレイヤーの時間を反転します。
Align Position
レイヤーの位置を整列します。
Anchor Point Center Align
アンカーポイントを9方向のうち好きな位置に移動します。
Paragraph Align NEW
テキストレイヤーの段落揃えを7種類からすぐに切り替えます。
Source Text to Name
テキストレイヤーの名前を、入力されている内容に変更します。
Text Decompose (Layer)
テキストを1文字ずつ別々のテキストレイヤーに分けます。
Text Decompose (Shape)
テキストを1文字ずつシェイプレイヤーに分けます。Ctrl+クリックでは1画ずつに分け、Ctrl+Shift+クリックでは言語ごとの書き順どおりに線が引かれていくアニメーションも付けます(ベータ)。
Shape Merge NEW
2つ以上のシェイプレイヤーを1つのレイヤーにまとめます。元のレイヤーはそのまま残ります。
Shape Separate NEW
1つのシェイプレイヤー内の図形を、図形ごとに別々のシェイプレイヤーに分けます。
Vector to Path NEW
Illustrator(.ai)・SVGファイルを編集できるシェイプレイヤーに変換します。SVGの変換は After Effects 2026.0以降で使えます。
Layer Scatter
レイヤーの位置・回転・スケール・不透明度をランダムに散らします。
One Text Animation
Text Animator を使って、1つのテキストレイヤーで文字のモーションを作成します。
Image to Shape
画像レイヤーをシェイプレイヤーに変換します。

Rigging & Setup 17

Auto Composite
CC Composite を自動で適用します。
Comp Crop
コンポジションを、アルファのある範囲に合わせてトリミングします。
Smart Add Null
選択したレイヤーを自動でつなぐヌルを作成します。
Add Text Layer
テキストレイヤーを追加します。
Add Adjustment
調整レイヤーを追加します。
Add Grid
ガイド用のグリッドレイヤーを作成します。
Camera & Null
カメラと操作用のヌルをまとめてセットアップします。
Parallax
画面上の見かけの大きさを保ったまま、レイヤーをZ軸の奥行き方向に配置します。
UnPrecomp
プリコンポジションの中のレイヤーを外に取り出します。
Cinematic LetterBox
シネマティックなレターボックスを作成します。アスペクト比のプリセットが8種類あります。
Box Space
コンポジションで3Dキューブ型の空間を作成します。
Link Rope
2つのレイヤーをつなぐロープ状の線を作成します。
Pin Control
パペットピンごとに、操作用のガイドレイヤーを作成します。
Wave Bone
選んだパペットピンが波のように自然になびくよう、リギングします。
Joint Bone
選んだパペットピンにIKリギングを設定します。
Physics Rigging
パペットピンにリアルタイムの物理リギングを設定します。
Rigid Layer NEW
選択した2Dレイヤーを物理法則どおりに落下・衝突させ、その結果をキーフレームにベイクします。オブジェクトごとに性質を個別に設定できます。

Motion & FX 13

Keyframe Linear
選択したキーフレームを Linear に変更します。
Keyframe Bezier
選択したキーフレームを Bezier に変更します。
Elastic Key
キーフレームのあとに、ばねのように弾む Elastic モーションを加えます。
Bounce Key
キーフレームのあとに、ポンポンと跳ねる Bounce モーションを加えます。
LoopOut Cycle
キーフレームが繰り返されるように LoopOut Cycle を適用します。
LoopOut Pingpong
キーフレームが往復するように LoopOut Pingpong を適用します。
Smart Wiggle
選択したプロパティに Wiggle を適用します。
Follow to Path
レイヤーをパスに沿って動かします。
Motion Baker
エクスプレッションなどで作ったアニメーションをキーフレームにベイクします。
Frame Drop
選択したプロパティにフレームドロップをかけて、コマ打ちのアニメのようなカクカクした動きにします。
Slim Text
テキストの太さを細く調整します。
Easy Flicker
ちらつき(Flicker)を加えます。
Wave Path
波のように揺れるパスを作成します。

実践のコツ

  • MV制作を始めるときに BPM Marker でビートのマーカーを先に打っておくと、カットの切り替えやモーションのタイミングを合わせやすくなります。
  • Ring にはよく使うツールを8個まで入れられます。Settings › Ring でボタンごとにツールを変えて、自分だけのリングを作ってみてください。
  • 歌詞テロップは Memo パネルに書いておいてコピーして使えば、テキストレイヤーを作るたびにウィンドウを行き来する必要がありません。Font Preview で、合うフォントをあらかじめ選んでおくこともできます。
  • 文字ごとのアニメーションが必要なら、Text Decompose (Layer) で分けたあと、Step Shifter で開始タイミングを階段状にずらしてみてください。
  • レンダリングが遅くなったら、RAM Usage と Disk Cache Purge でキャッシュを消去し、Multi-Frame Rendering On/Off と Renderer Switcher で設定をすぐに確認します。

こんな場面で使います

  • リリックMVで、曲のビートに合わせたマーカー作業と1文字ずつのタイポアニメーション
  • キャラクターイラストにパペットピンを打ち、髪や服のすそが揺れるようにするリギング
  • 複数のレイヤーを一度に整列し、時間差で配置するモーショングラフィックスのセットアップ

一緒に使うと便利なプラグイン

技術ノート

  • After Effects のネイティブプラグイン(AEGP)にWebベースのパネルを載せた構成なので、スクリプトのウィンドウをいくつも開く必要がありません。
  • インターフェイスは韓国語・英語・日本語・中国語(簡体字)に対応し、After Effects の Appearance のカラーテーマを読み取って明るいテーマ・暗いテーマに合わせます。

Essential と Pro の両方に収録されています

Essential $99 から始めることも、Pro $199 で25種すべてを揃えることもできます。